
街づくりでは「都市全体」を考える
マインクラフトでは、住宅やビル、道路、鉄道、公園など、さまざまな要素を自由に組み合わせて街をつくることができます。
街づくりを始めるとき、まず建物をつくるところから考える人も多いでしょう。一つひとつの建物を考え、街並みをつくっていくことは、マインクラフトの大きな楽しみの一つです。
一方で、街をある程度大きくつくっていくと、建物だけでは決められないことも増えてきます。「道路をどこに通すのか」「街区をどのように分けるのか」「駅をどこに置くのか」「商業地や住宅地をどのように配置するのか」といった問題です。
これは、現実の都市でも同じです。都市は、建物だけで成り立っているわけではありません。道路や鉄道、河川、公園、広場、街区、敷地、地形など、さまざまな要素が組み合わさり、それぞれが関係しながら一つの都市空間をつくっています。
例えば、道路が配置されることで街区が生まれ、その街区の中に敷地がつくられ、そこに建物が建ちます。また、駅ができることで人の流れが生まれ、その周辺に商業施設や住宅などが集まることもあります。
そのため、都市をつくる際には、個々の建物を見るだけでなく、建物を取り巻く空間や、それらがどのようにつながっているのかを見る視点も重要になります。
こうした都市全体の構成を考えるときに関係する考え方の一つが、「都市設計」です。
この記事では、都市設計を難しい専門技術として捉えるのではなく、都市を構成するさまざまな要素と、それらの関係を考えるための視点として見ていきます。
そして、その視点をマインクラフトの街づくりに取り入れることで、建物だけではなく、道路や街区、地区、都市全体まで含めて、街を考えることができるようになります。
都市を構成する要素とその関係
都市全体を見るときには、具体的に何に注目すればよいのでしょうか。
都市には、住宅やビルといった建物だけでなく、道路、鉄道、公園、河川、広場など、さまざまなものがあります。また、それらが存在する土地にも、山や川、海、坂などの地形的な特徴があります。
これらを一つずつ見ていくと、都市がどのような要素から構成されているのかが分かります。
自然・地形

都市がつくられる場所には、必ず何らかの地形があります。山、丘、河川、海岸、平地、坂などは、都市の形に影響を与えることがあります。
例えば、河川を渡るためには橋などの施設が必要になります。また、急な斜面では道路や建物を自由に配置することが難しく、地形に沿った道路がつくられることもあります。一方、平坦な土地では、道路や街区を比較的自由に配置できる場合があります。
このように、都市は人が自由に形を決めるだけではなく、その土地が持つ自然条件との関係の中で形成される場合があります。
道路・鉄道

道路や鉄道は、人や物を移動させるための交通施設です。
都市には、都市間を結ぶ鉄道や幹線道路から、住宅地の中を通る細い道路まで、さまざまな規模の交通施設があります。これらは単なる「移動するための線」ではありません。
道路によって土地が区切られることで街区が生まれたり、駅を中心として人の流れが生まれたりするなど、都市の空間構成にも関係しています。
例えば、駅の周辺には商業施設や業務施設などが集まり、その駅と周辺市街地を結ぶ道路や広場が整備されることがあります。
もちろん、すべての駅が同じような市街地を形成するわけではありません。駅の立地や周辺の土地利用、交通条件、都市の歴史などによって、その関係は異なります。
街区・敷地

道路などによって区切られた土地のまとまりが街区です。街区の内部には、住宅や店舗、事業所などが建つ個々の敷地があります。
街区の大きさや形は、都市や地区によってさまざまです。細かな道路が多い場所では小さな街区が形成されることがありますし、道路の間隔が広い場所では大きな街区が形成されることもあります。そして、街区の大きさや形は、その内部にある敷地や建物の配置にも影響します。
そのため、街並みを見るときには、建物だけを見るのではなく、その建物がどのような街区や敷地の中にあるのかにも注目することができます。
建物

建物は、都市の中でさまざまな活動が行われる場所です。住宅、商店、オフィス、工場、学校、公共施設など、それぞれ異なる用途を持っています。
こうした用途の違いによって、都市の中には住宅地、商業地、工業地など、異なる特徴を持つ地区が形成されます。
また、同じ住宅地であっても、戸建住宅が中心の地域と集合住宅が多い地域では、敷地の大きさや道路の構成、建物の配置などが異なります。
つまり、建物の種類だけでなく、どのような建物が、どこに、どの程度集まっているのかを見ることも、都市を理解する手がかりになります。
公園・広場などの公共空間

都市には、建物や道路だけでなく、公園、広場、歩道、河川沿いの空間など、人々が利用する公共空間もあります。
これらは、移動するためだけでなく、休憩や交流、散策、イベントなど、さまざまな活動の場になります。また、公共空間と周囲の建物との関係によっても、都市の空間は変化します。
例えば、建物が広場を囲むように配置されている場合と、道路に沿って連続している場合では、同じ建物でも異なる空間が生まれます。
都市の要素は互いに関係している
ここまで見てきたように、都市にはさまざまな要素があります。しかし、これらはそれぞれ独立して存在しているわけではありません。
道路が土地を区切ることで街区が生まれ、街区の中に敷地がつくられ、その敷地に建物が配置されます。駅ができれば、人の流れや周辺の土地利用が変化することがあります。
河川があれば、橋や堤防などが必要になり、それらに接続する道路や周辺の土地利用にも影響することがあります。さらに、地形によって道路の位置や方向が変わり、それによって街区や建物の配置が変化することもあります。
つまり、都市の形を考えるときには、「ここに道路を置く」「ここに建物を置く」と個々の要素を考えるだけでなく、「その要素が、ほかの要素とどのような関係を持つのか」を見ることができます。
この関係は、現実の都市を観察するときにも、マインクラフトで架空の都市をつくるときにも重要な手がかりになります。
例えばマインクラフトなら、「駅があるから周辺に商業施設が集まっている」「川を渡るために橋があり、橋につながる道路が形成されている」といった関係を設定することができます。
このように都市を構成する要素と、それらの関係を考えていくことで、都市全体の構成をより具体的に捉えることができます。
次の章では、こうした都市を「都市全体」「地区」「街区」「街路」「建物」など、異なる大きさのスケールから見る方法について考えてみます。
都市をさまざまなスケールから見る
都市にはさまざまな要素があり、それらが互いに関係していることを見てきました。しかし、都市の姿は、どこから見るかによって見えてくるものが変わります。
例えば、都市全体を地図で見ると、鉄道や幹線道路、市街地の広がりなどが見えてきます。一方、街路に立って周囲を見ると、建物の配置や歩道、植栽、沿道の店舗など、より細かな空間が見えてきます。
このように、都市を考えるときには、異なるスケールから都市を見ることができます。
都市全体を見る
最も大きな範囲では、都市全体の構成を見ます。ここでは、
- 市街地がどこまで広がっているか
- 鉄道や幹線道路がどこを通っているか
- 河川や山などの地形がどこにあるか
- 都市の中心となる場所がどこにあるか
- 住宅地や商業地、工業地などがどのように分布しているか
といったことに注目します。この段階では、一つひとつの建物よりも、都市全体の大まかな構造を見ることになります。
マインクラフトで都市をつくる場合も、ワールド全体を眺めながら、鉄道や幹線道路、市街地などの位置関係を考えることができます。
地区を見る
都市全体から範囲を小さくすると、地区ごとの特徴が見えてきます。
例えば、同じ都市の中でも、都心、駅周辺、住宅地、工業地、郊外などでは、建物の種類や規模、道路の構成、土地の使われ方などが異なることがあります。
そのため、都市を一つのまとまりとして考えるだけでなく、それぞれの地区がどのような役割や特徴を持っているのかを見ることもできます。
マインクラフトでも、都市の中に異なる性格を持つ地区を設定し、それぞれに異なる街並みをつくることができます。
街区・街路を見る
さらに範囲を小さくすると、街区や街路が見えてきます。街区は、道路などによって囲まれた土地のまとまりです。街区の大きさや形、道路の配置によって、その中にある敷地や建物の配置も変わります。
また、街路そのものに注目すると、車道や歩道、街路樹、沿道の建物、交差点など、さまざまな要素が一つの空間を構成していることが分かります。
例えば、住宅地の道路と商業地の道路では、周囲の建物や人の活動、道路の使われ方などが異なる場合があります。
このように、街路を単なる「移動するための線」としてではなく、周囲の建物や公共空間と一体となった都市空間として見ることもできます。
敷地・建物を見る
さらに細かく見ると、街区の中にある敷地や建物が見えてきます。敷地の大きさや形によって、建てられる建物の規模や配置は変わります。
また、建物が道路に対してどのように配置されているのか、隣の建物とどの程度離れているのか、敷地内に庭や駐車場などがあるのかによっても、街路から見える景観は変化します。
この段階では、建物そのものだけでなく、建物と敷地、建物と道路、建物と周囲の建物との関係を見ることができます。
スケールを行き来して考える



ここまで、都市全体から地区、街区・街路、敷地・建物へと見る範囲を小さくしてきました。しかし、実際の都市を考えるときには、一つのスケールだけを見る必要はありません。
例えば、駅前の街を考える場合、都市全体では「その駅が都市のどこにあるのか」を見ることができます。地区では「駅周辺にどのような土地利用が集まっているのか」を見ます。
街区では「駅周辺の街区がどのような大きさや形をしているのか」を考え、街路では「駅前広場や道路、歩道がどのようにつながっているのか」を見ます。
さらに建物まで近づけば、「駅や商業施設が周囲の空間とどのような関係にあるのか」を考えることができます。
反対に、建物や街路を観察したところから、周囲の地区や都市全体の特徴を考えることもできます。
つまり、都市を見るときには、視点を引いたり近づけたりしながら、それぞれのスケールで見えてくる特徴を組み合わせて考えることができます。
マインクラフトで街をつくる場合も、都市全体を眺めて大まかな構成を考えた後に街区や建物をつくったり、反対に一つの建物や街路をつくったところから周囲の街を広げたりすることができます。
都市をさまざまなスケールから見ることで、都市全体と細かな空間をつなげながら、街の構成を考えることができるのです。
次の章では、こうした都市空間を考えるための考え方として、「都市設計」という言葉がどのように使われているのかを見ていきます。
「都市設計」という考え方
ここまで、都市を構成するさまざまな要素と、それらの関係、そして都市を異なるスケールから見る方法について考えてきました。では、このように都市の空間を考えることを、なぜ「都市設計」と呼ぶのでしょうか。
都市計画と都市設計
都市に関係する言葉として、「都市計画」「都市設計」「都市デザイン」「アーバンデザイン」などがあります。これらは完全に別々のものではなく、分野や時代、扱う対象によって重なりながら使われています。
一般的に「都市計画」という言葉では、都市の将来像や土地利用、交通、都市施設、整備のルールなど、都市を計画的に形成していくための幅広い考え方が扱われます。
一方、「都市設計」は、そうした都市の計画を背景として、街路、街区、敷地、建物、広場など、具体的な都市空間がどのような形になるのかを考える領域として捉えることができます。
また、「都市デザイン」や「アーバンデザイン」という言葉では、都市空間の形だけでなく、景観や歩行者の活動、居場所、公共空間の使われ方、既存の街との関係など、都市空間の質に注目する場合もあります。
ただし、これらの境界は明確なものではありません。例えば駅前の空間を考える場合、駅を都市のどこに配置するのか、どのような土地利用を誘導するのかといった問題は都市計画に関係します。
その一方で、駅前広場と道路、周辺の街区や建物をどのようにつなげるのかという問題は都市設計に関係し、そこを人々がどのように利用するのか、どのような景観や居場所をつくるのかという問題は都市デザインの視点につながります。
このように、実際の都市づくりでは、それぞれの考え方が重なり合っています。
都市設計は「都市空間を考える」こと
この記事では、「都市設計」を厳密な専門領域として区切るのではなく、都市を構成するさまざまな空間や要素、その関係を具体的に考えるための視点として捉えてみます。例えば、
- 道路をどこに通すのか
- 道路によってどのような街区が生まれるのか
- 街区の中にどのような敷地があるのか
- 建物と道路や広場をどのように関係させるのか
- 駅と周辺の道路や建物をどのようにつなぐのか
- 公園や広場を周囲の街とどのように関係させるのか
といったことです。ここで重要なのは、一つひとつの要素を別々に決めることではありません。
例えば、同じ幅の道路であっても、両側にどのような建物が並ぶのか、街区がどの程度の大きさなのか、歩道や植栽があるのか、交差点の周辺に何があるのかによって、そこに生まれる都市空間は変わります。
つまり、都市設計では、個々の要素だけではなく、それらが組み合わさったときにどのような空間が生まれるのかを見ることができます。
「配置」から「関係」へ
街をつくるときには、「ここに駅を置く」「ここに道路を通す」「ここに建物を建てる」というように、一つずつ要素を配置していくことができます。もちろん、それも街づくりの方法の一つです。
しかし、都市をより広い視点から考える場合には、「駅と道路はどのようにつながっているのか」「道路によってどのような街区ができるのか」「その街区にはどのような建物が集まるのか」というように、要素同士の関係を考えることができます。
こうした関係を考えることで、都市の空間を一つのまとまりとして捉えやすくなります。
都市設計に一つの正解はない
都市設計について考えるときに、もう一つ重要なのは、すべての都市に共通する一つの正解があるわけではないということです。
都市にはそれぞれ、地形、歴史、人口、産業、交通、土地所有、制度など、さまざまな条件があります。
同じ土地であっても、交通を重視するのか、歩行者の空間を重視するのか、景観を重視するのか、土地利用を効率的に配置するのかなど、目的によって異なる空間が考えられます。
また、現実の都市は、最初にすべてが設計され、そのまま完成するものでもありません。さまざまな時代の整備や開発、建て替え、社会の変化などが積み重なることで、現在の都市が形成されています。
そのため、都市設計を「都市を最初から最後まで一人で決めること」と考える必要はありません。むしろ、さまざまな条件の中で、都市を構成する空間や要素をどのように関係づけていくのかを考えることが、都市設計を理解する一つの方法になります。
そして、このような考え方は、現実の都市だけでなく、自由に都市をつくることができるマインクラフトにも応用できます。
都市設計の視点をマイクラに取り入れる
ここまで、都市を構成するさまざまな要素、それらの関係、異なるスケールから都市を見る方法、そして「都市設計」という考え方について見てきました。
では、こうした視点をマインクラフトの街づくりに取り入れると、どのようなことができるのでしょうか。
マインクラフトでは、建物を一つずつ自由につくることができます。しかし、都市を大きくつくっていく場合には、建物だけでなく、その周囲の空間や都市全体の構成について考える場面も増えてきます。
都市全体から考える
まずは、つくろうとしている都市全体を眺めてみます。例えば、
- 都市の中心はどこにあるのか
- 鉄道や幹線道路はどこを通るのか
- 河川や山などの地形はどこにあるのか
- 市街地はどの方向に広がるのか
- どのような地区が存在するのか
といったことです。この段階では、建物を細かくつくる必要はありません。地図を広げて都市全体を眺めることで、都市の大まかな構成を考えることができます。
例えば、鉄道沿線に複数の駅がある都市なら、それぞれの駅周辺に異なる地区が形成されていると考えることができます。河川が都市を横切っているのであれば、橋や河川沿いの道路などが都市の構成に関係してくるでしょう。
このように、まず都市全体の条件を考えておくことで、その後につくる街の構成を考えやすくなります。
地区ごとの特徴を考える
次に、都市をいくつかの地区に分けて考えてみます。例えば、
- 都心
- 駅周辺
- 商業地
- 住宅地
- 工業地
- 郊外
- 港湾地区
などです。もちろん、すべての都市にこれらの地区が必要というわけではありません。大切なのは、都市の中に異なる性格を持つ場所をつくることです。
例えば、駅周辺では商業施設や業務施設が多く、駅から離れるにつれて住宅が増えていく都市を考えることができます。
一方で、工業地を河川や港の近くに配置したり、丘陵地に住宅地を広げたりするなど、地形や交通条件と地区の性格を組み合わせることもできます。
こうした違いを考えることで、都市全体を一つのルールでつくるのではなく、それぞれの場所に異なる特徴を持たせることができます。
街区・街路から考える
地区の大まかな性格が決まったら、街区や街路に視点を近づけます。道路をどこに通すかによって、その間にできる街区の大きさや形が変わります。
例えば、細かな道路を多く配置すれば、小さな街区が連続する市街地をつくることができます。反対に、道路の間隔を大きくすれば、比較的大きな街区をつくることができます。また、すべての地区で同じ街区構成にする必要もありません。
中心部では細かな街区をつくり、郊外では大きな街区をつくるなど、地区の性格に応じて変えることもできます。
街路についても、単に道路幅を決めるだけではなく、歩道、街路樹、沿道の建物、交差点などを含めて、一つの空間として考えることができます。
こうした街区や街路の考え方については、実際の都市の道路や街区を観察してみることも参考になります。
建物を都市との関係から考える
街区や街路ができてきたら、その中に建物を配置していきます。ここでも、「空いている場所に何を置くか」だけでなく、「この場所には、どのような建物があるのか」と考えてみます。
例えば、駅に近い場所には商業施設や業務施設があるのか、住宅が中心なのか。幹線道路沿いには大規模な店舗や施設があるのか。住宅地の中には学校や公園などがあるのか。
こうしたことを考えることで、建物の配置を周辺の道路、土地利用、交通などとの関係から決めることができます。
また、建物の高さや敷地の大きさ、道路からの距離などを変えることで、同じ用途の建物が並んでいても異なる街並みをつくることができます。
都市の「成り立ち」を考える
もう一つの方法が、都市の歴史を設定することです。例えば、「この都市には昔から街道が通っていた」と設定すれば、その街道沿いに古くからの市街地が形成されていると考えられます。
その後、「鉄道が開通した」と設定すれば、駅を中心とした新しい市街地を考えることができます。
さらに、「戦後に郊外の住宅地が開発された」と設定すれば、古い中心市街地と新しい住宅地が同じ都市の中に存在することになります。
このように、過去の出来事が現在の都市の形につながっていると考えることで、道路や街区、建物の配置にも異なる背景を持たせることができます。
これは、実在する都市をそのまま再現する場合だけでなく、架空都市をつくる場合にも利用できます。
城下町、宿場町、港町、鉄道都市、戦災復興都市、ニュータウンなど、さまざまな都市の形成過程を参考にして、自分の都市の成り立ちを考えてみることもできます。
一つの方法に決める必要はない
ここまで読むと、「都市をつくる前に、すべてを決めておかなければならないのではないか」と思うかもしれません。しかし、必ずしもそうする必要はありません。
最初に都市全体の大まかな構成を決めてから建物をつくる方法もあります。反対に、一つの建物や街路をつくったところから、周囲の街区や地区を広げていく方法もあります。実在都市を参考にすることも、完全に架空の都市を考えることもできます。
つまり、都市設計の考え方は、街づくりの手順を一つに決めるものではありません。都市全体と細かな空間を行き来しながら、都市を構成する要素と、それらの関係を考えてみるための視点として利用することができます。
マインクラフトでは、現実の都市にあるさまざまな制約を自由に変えることもできます。「ここに鉄道があったらどうなるだろう」「この川を残したら、どのような街ができるだろう」「この道路を中心に市街地が発展したらどうなるだろう」といったことを実際につくりながら試すことができます。
都市設計の視点を取り入れることは、現実の都市をそのまま再現することでも、特定の街のつくり方を真似することでもありません。
都市を構成するさまざまな要素と、それらの関係を考えながら、自分なりの都市空間を組み立てていくこと。それが、マインクラフトで都市設計を考える一つの楽しみ方です。
まとめ
都市は、建物だけでできているわけではありません。道路や鉄道、街区、敷地、建物、河川、公園など、さまざまな要素が関係し合うことで、一つの都市空間が形成されています。
都市設計という考え方も、こうした都市の空間や要素同士の関係を捉え、具体的な都市の姿を考えるための一つの視点です。
マインクラフトで街をつくるときも、建物だけでなく、都市全体、地区、街区、街路など、さまざまなスケールから街を眺めてみることで、新しいつくり方が見えてきます。
必ず決まった方法でつくる必要はありません。
「この建物はどこに置こう?」だけでなく、「この街はどのような都市なのだろう?」と考えてみる。
そんな視点を持つことも、マインクラフトで都市をつくる楽しみ方の一つではないでしょうか。
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