
「マイクラで街づくりを始めたいけど、何から手をつければいいか分からない」という悩みを持っていませんか?
街づくりをする際、いきなり作り始めると、後で自分が想像していたものと違ったり、バランスが悪くなったりすることがあります。そのため、計画的に段階を踏んで進めていくことが大切です。
そのためにはまず、準備が重要です。これには、どんな街を作りたいかの方向性を決めることや設計のイメージを固めることが含まれます。最初に街のテーマや目的を決めて、全体的なレイアウトを考えると、後で迷わず進めやすくなります。
計画を立てることで、作りたい街がどのように発展していくかをしっかりとイメージできるようになり、結果的にまとまりのある素敵な街が作れるようになります。
さっそく、具体的な手順を見ていきましょう!

街のイメージを固める
あなたが今想像している街はどのような感じでしょうか?ふわっとした感じで構いません。
もし何も思い浮かばなければ、以下のような景観を思い浮かべてみてください。
- 生まれ育った街
- 祖父母の住んでいる街
- 印象的だった旅行先
- 東京や大阪などの大都市
どうでしょうか?イメージは少しつかめたでしょうか?
では、あなたが思い描いた街は、具体的にどんな形をしているのでしょうか?
次に、そのイメージした街を具体的な形に当てはめて、どの方向に進めるかを考えてみましょう。
街の方向性を固める
日本の都市形態はとても多様であり、いろいろ類型化することが出来ます。
具体的には以下の通りです。
- 古代都城:古代日本の初めての計画都市。長方形の形と碁盤の目の道路が特徴。
- 門前町:寺院や神社の近くにできた町で、参道沿いに発展。
- 寺内町:仏教の僧侶や信者が集まって自衛・自治のために住んだ町。
- 湊町:海や川に面した町で、交易の中心地。
- 宿場町:主要な街道の休憩地で、商業も行われた町。
- 在郷町:農民が集まり、商業や工業が発展した町。
- 城下町:城を中心に広がる町。身分ごとに土地を分ける。
- 開拓都市:明治時代に北海道に作られた計画都市。
- 田園都市:都市と農村の良い部分を融合させた町。
- ニュータウン:戦後、住宅不足を解消するために郊外に作られた計画都市。
意外と種類が多いと感じたかもしれませんね。
あなたが思い描いた街も、これらの都市形態に当てはめることで、どんな方向で街を作るか決めることができます。
もし自分がイメージした都市形態がわからない、または詳しくない場合は、こちらをチェックしてみてください。
ワールドタイプを決める
創る街の方向性が決まったら、次に街を開発していくワールドタイプを考えてみましょう。
マイクラでワールドを新規作成するとき、ワールドタイプは以下から選べます。
- デフォルト…地形に高低差があり、さまざまなバイオーム(環境)が広がっている。
- スーパーフラット…地形に起伏がなく、平らな世界が無限に広がっている。
- 大きなバイオーム…各バイオームがデフォルトよりも広い範囲で広がっている(Java版のみ)。
- アンプリファイド…地形の起伏がデフォルトよりももっと激しい(Java版のみ)。
- シングルバイオーム…地形には起伏があるが、バイオームは1種類だけ(Java版のみ)。
どのワールドタイプにも、それぞれ良い点と悪い点があります。デフォルトから順番に、それぞれの特徴を見ていきましょう。
なお、アンプリファイドはファンタジー建築などには向いていますが、今回は現実的なものを目指すため、考慮しません。
デフォルト

デフォルトは、マインクラフトをプレイする際に最も一般的で、オーソドックスなワールドタイプです。多くのプレイヤーが最初に体験するワールドでもあり、その特徴に慣れている方も多いでしょう。
このワールドタイプでは、地形に高低差があり、さまざまなバイオーム(環境)が広がっているため、自然な地形を活かした建築がしやすいという魅力があります。
デフォルトで街づくりをしようとするとき、以下のような長所・短所を見出せます。
スーパーフラット

スーパーフラットは、地形が完全に平らで、無限に広がるワールドタイプです。
そのため、地面を整えたり、地形を加工する手間がなく、平坦な土地をすぐに利用できるのが特徴です。
しかし、このワールドタイプは、通常のサバイバルプレイではあまり利用されることが少なく、どちらかというとクリエイティブモードでの建築や特定の目的に使われることが多いです。
サバイバルモードでは、資源を集めるために様々なバイオームが必要ですが、スーパーフラットではそのような自然環境が限られているため、サバイバルプレイヤーにはあまり縁がないかもしれません。
スーパーフラットで街づくりをしようとするとき、以下のような長所・短所があります。
大きなバイオーム

大きなバイオームは、デフォルトのワールドタイプに存在する各バイオーム(環境)の面積が、通常よりも非常に広くなっているワールドタイプです。デフォルトでは、例えば森や砂漠、平原などのバイオームが比較的小さな範囲で広がっていますが、大きなバイオームではその範囲が広大になり、同じバイオームが広がるエリアがより広くなります。
このワールドタイプでは、広大な景色を活かした建築や探険が可能で、長い距離を移動することで同じバイオームの景色が続くため、より大規模な街づくりや自然の景観を活かすようなプレイが楽しめます。
大きなバイオームで街づくりをしようとするとき、以下のような長所・短所があります。
シングルバイオーム

シングルバイオームは、土地に高低差(起伏)があるものの、すべての地形が単一のバイオーム(環境)で構成されているワールドタイプです。
このワールドタイプでは、例えばすべての地域が森や砂漠など、1つのバイオームで占められており、そのバイオームが無限に広がっていきます。
地形の起伏があるため、自然な丘や谷などを作り出すことができますが、周囲の景色はすべて同じバイオームで覆われているため、バリエーションには限りがあります。
この特徴により、特定のバイオームで街を作ることには一貫性がありますが、複数のバイオームを取り入れた多様な風景を楽しむことは難しいです。
シングルバイオームで街づくりをしようとするとき、以下のような長所・短所があります。
おすすめのワールドタイプ
いかがでしょうか?自分にぴったりのワールドタイプは見つかりましたか?
ワールドタイプを選ぶ際、都市の規模が重要なポイントです。
大規模な都市を作ることを計画しているなら、平らな土地が必要になります。例えば、500ブロック×500ブロックの規模を考えている場合、スーパーフラットワールドを使うか、デフォルトのような起伏のある地形でも、整地すれば平らな土地を作ることができます。
しかし、1000ブロック×1000ブロック以上の規模になると、広大な土地を整地するのが大変です。そういった場合、スーパーフラットの方が手軽に街づくりを始められます。
個人的には、特別な理由がない限り、スーパーフラットをおすすめします。その理由は以下の通りです。
- 地面を整える必要がないので、すぐに街づくりを始めることができる
- 建物の建設やインフラの整備が簡単に行える
- もし土地に高低差が必要になった場合でも、後からツールを使って調整することができる
しかし、どうしても自然の起伏を活かした街を創りたいんだ!という方は、スーパーフラットではなくシングルバイオームをおすすめします。
まとめ
マインクラフトで街づくりを始めるための第一段階として、準備について説明しました。準備は、街づくりをスムーズに進めるための非常に重要なステップです。準備段階でしっかりと計画を立てておくことで、実際に建設を始めたときに迷うことなく進めることができます。
今回の内容をおさらいすると、以下のような流れになります。
- どんな街を作るかイメージする
まず最初に、自分が作りたい街のイメージを具体的に思い描きます。例えば、都会的な大都市を目指すのか、田舎の静かな村を作りたいのか、どのような雰囲気や特徴を持った街を作りたいのかを考えます。これによって、街の規模やデザインの方向性が決まります。 - イメージした街の形態を知り、具体的な方向性を決める
次に、思い描いた街の形態がどのようなものになるのかを考えます。歴史的な都市や現代的な都市など、どのタイプの街を作るかを決め、その街に必要な要素を具体的に考えます。街の中心に置くべき主要施設や、交通の流れ、住居の配置など、街づくりの基本的な方向性を定めます。 - ワールドタイプを決める
最後に、マインクラフトのワールドタイプを決めます。ワールドタイプは、街づくりに大きな影響を与える要素です。例えば、平坦な土地が広がる「スーパーフラット」ワールドを選ぶのか、起伏のある自然地形が特徴的な「デフォルト」ワールドにするのかを決めます。これにより、どのような建築やインフラ整備がしやすいか、またどんな土地が必要かが決まります。
これらの準備段階をしっかりと行うことで、街づくりがスムーズに進み、理想的な街を作り上げるための第一歩を踏み出すことができます。
準備ができたら、次は計画に移っていきます。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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